レム睡眠とノンレム睡眠はどう違うの?

レム睡眠とは比較的浅い睡眠状態のことで、身体は眠っているけれど脳が活発に機能している状態のことを指します。
レム睡眠の間、人間の身体は筋肉を完全に休めており血圧や心拍数および体温は熟睡時よりも高めの傾向であることが特徴であり、見た夢を覚えているときはレム睡眠状態であるときが多いです。

これに対してノンレム睡眠とは非常に深い睡眠状態のことで、熟睡状態とも言えます。脳も身体も休んでいる状態のことを指し、ノンレム睡眠の間は身体を支えるための筋肉は多少の緊張状態にはあるものの血圧や心拍数そして体温は低下しておりストレスを除去してホルモンを分泌しているという点が特徴であるといえます。

夢はみていても脳が休んでいるので記憶にないことがほとんどです。

人間の身体は入眠から起床までの間にこの2種類の睡眠状態を周期的に繰り返しながら休息をとっており、個人差はありますが基本的にこの2パターンの睡眠の周期は90分間隔であるとされていますが、レム睡眠の占める割合はそこまで多くなく、ノンレム睡眠が90分周期の内の60~80分を占めていますが、正常な睡眠状態であればレム睡眠は入眠時よりも明け方や身体が目覚める生活習慣に合わせて徐々に増えてくるのも大きな特徴となっています。

この睡眠周期に合わせてレム睡眠に身体が入ったタイミングで起床すると、脳が働いている状態のときに目が覚めるのですっきり起きられるのですが、ノンレム睡眠の状態の時に無理やり起こされたり、外的環境によって起床せざるを得ない状況で起きることになると身体もだるく、頭も働いていない状態で非常に目覚めが悪くなってしまいます。これは人体に備わった機能でもあり、一種の生理現象ともいえるのでどうしても変えることはできません。

仮眠や昼寝などが15分程度がちょうどよいといわれる所以もこの周期にあり、人間は入眠してから20~30分程度で急速なノンレム睡眠状態に陥るとされているので、目覚めの悪い睡眠状態に身体が入る前に起きることで多少の休息と爽快感のある目覚めを確保できるからなのです。 質の良い眠りと翌日の快適な目覚めのためには自身の睡眠周期を把握することが大切です。

北の大地の夢しずく

自分に必要な睡眠時間を把握しよう

朝目ざましをかけても起きられない人、ハードな仕事をして疲れていても朝になると気持ちよく目覚めることができる人の違いは、睡眠時間にある可能性があります。

寝起きが悪い人でも休日など起きる時間が決まっていなければすっきりと起きることができることもあると思います。それは十分に睡眠をとれたということもあるかもしれませんが、自分に必要な睡眠時間やちょうどいい起きるタイミングがあるのかもしれません。

また寝起きが悪いのには生活習慣やもしかしたら精神的な問題のある病気が隠れている可能性もあります。 ただ単に意思や気合などの気持ちが足りないのではなく、何か原因があるかもしれませんので生活習慣を見直してみるとすっきり起きられるようになるかもしれません。

朝寝起きが悪い原因になる良くない生活習慣は、例えば寝る前にスマートフォンやパソコン、テレビの画面を見ていることです。電化製品の画像からは脳を刺激する光がでているので、いざ寝ようとしても脳が起きてしまっていてなかなかよい睡眠がとれなくなってしまうのです。

また部屋を明るくしているとやはり身体が寝る準備ができていないので眠りが浅くなってしまう可能性があります。 その他にも寝る直前までゲームや勉強など頭を使うことをしていたり、食べたり飲んだりしてから寝るまでの時間が短いの内臓が消化するために活発に動いているので眠りの妨げになります。

こういった生活習慣を改善するだけでも眠りの環境がよくなり良い睡眠をとれるようになる可能性があります。 またしっかりと眠ることができていても、長時間寝過ぎてしまうとこれもまた寝起きが悪い原因になります。睡眠不足もよくありませんが、人間は寝過ぎてしまうと疲れが取れるどころか逆に疲れてしまうことがあるのです。

一般的には睡眠時間は6時間から7時間がちょうどいいといわれています。自分がすっきり起きられる時間を把握することができれば毎朝すっきりと目覚めることができるかもしれません。

健康を意識した睡眠の取り方

健康を意識した睡眠をとることによって、後年においても良好な日常生活を送ることが出来るようになります。
基本的なデータとして、日本人は世界的に見ても睡眠障害が多い人種であることがわかっていて、だいたい成人の4人から5人に一人は睡眠障害で大きな悩みを抱えています。

睡眠不足はうつ病だけではなく肥満や糖尿病を招く原因にもなりますので、なるべく早い段階で対処を考えなくてはいけません。 睡眠というのは、脳や身体を出来る限り休ませることが出来る作業出るため、この作業がないと常に脳や身体を酷使していることになります。

脳や身体は、仕事や運動によって代謝機能が向上すると体温が向上し、夕方近くにはその日の中で最も高い体温に近づきます。こうして上がった体温を効率的に下げるために、脳から睡眠をとるように指令が生きますのでこれに逆らわずに普通に寝ることがまず健康的な睡眠のとり方の基本となります。

この基本的な睡眠を実施できれば、目覚めた時には下がっていた体温が徐々に上昇していきますので、身体を暖めながら起き上がることが出来るのです。
睡眠と健康をさらに意識した睡眠をとるのならば睡眠を促すホルモンの働きを理解しておくことも大切になります。睡眠を促すホルモンは一般的に夕方以降から増え始めますので、深い眠りにつく深夜に最も分泌されます。

この睡眠を促す物質というのは人間の体温を下げて睡眠を誘導してくれますので、この物質が分泌されている時間帯に睡眠を取れば正しい形で睡眠することができ、健康面でも良好な快眠を得ることが可能になるのです。

このような睡眠を促す物質がきちんと分泌されていないといわゆる身体の体内時計の感覚が狂ってしまって健康に害をなすことになります。睡眠を促す物質を効率的に作るためには、その原料となる物質を食事から摂取しなくてはならないので快眠が出来ない人はまず快眠が出来る物質を作る身体を作ることから始めなくてはいけません。

毎日の睡眠が健康と繋がる理由

毎日の睡眠が健康と繋がり理由は、医学的にも証明されています。

臨床実験のデータでは、睡眠時間をよくとっている人物ほど人間の身体の免疫力が向上することがわかっていて、また毎日長い時間睡眠をしている人はそれだけ長生きできることもわかっています。
そもそも、人間の身体には寝ている時にしか分泌されない多くの物質が存在していることが解明されています。例えば、健康面の一つとして睡眠と密接に関連性があるのは記憶力だと脳に司る部分です。

脳は身体全体の命令を指揮するもっとも重要な部分ですが、睡眠不足になると脳の活動が低下して慢性的な疲労感や記憶力の低下が生じることになります。
人間の脳は、睡眠時にその日の出来事を整理して必要な情報を精査していくことになりますので、睡眠時間を十分に取らずに毎日を過ごすとそうした情報の整理ができなくなって記憶力が落ちていきます。

脳の機能が低下していくことになりますので、当然身体全体に対しても悪影響を与えることになります。また、おとなになるほど睡眠不足が健康面と大きな関わり合いを持つのは、大人になると普段の生活で分泌される成長ホルモンという物質がなかなか分泌されなくなってしまうからです。

成長ホルモンは、身体の状態を整える役割がありますのでこのホルモンが分泌されやすい若い年齢の時には徹夜などをしても疲れにくい身体を作ることが出来ます。ところが、成長ホルモンは一定の年齢を過ぎると急激に分泌量が少なくなってしまい、一定の時間にしか多く分泌されなくなってしまいますので、おとなになるほど睡眠時間を削ると疲れやすい身体になるのです。

そして、この成長ホルモンが最も分泌されるのが、睡眠時間なのです。 このように、人間の健康状態は睡眠をとることによって維持されるようになっているので、日常生活の中で健康状態をずっと良好に維持したいのならば必ず毎日質の良い睡眠をとるように心がけなくてはいけません。

健康に大切な睡眠について

健康で長生きするためには、睡眠の質を高めることが最も大事になります。睡眠には身体と頭脳、心の疲れを解消する役割があり、ぐっすり眠ると心と身体をリフレッシュすることができ、活力のある毎日を送れます。

ぐっすり眠るためには睡眠時間を十分に確保して、眠りの質を高めることが大事なポイントです。 医療機関の研究によると、睡眠の状態が悪化すると生活習慣病を患うリスクが高くなり、健康状態が悪化すると報告されています。

このことは厚生労働省も認めており、厚生労働省は健康づくりのための睡眠指針を発表しています。健康づくりのための睡眠指針では12項目の指針を定めており、国民に対して健康のために良い睡眠を取ることを呼び掛けています。
厚生労働省は理想の睡眠時間は6時間から8時間と発表しており、健康のためには6時間から8時間の睡眠を取ることが必要です。睡眠時間を十分に確保することは大事ですが、睡眠の質を高めて良い睡眠を取ることが最も大事になります。

良い睡眠を取ることが健康な毎日を送ることに直結します。 良い睡眠を取るためには、規則正しい食生活と定期的に適度な運動を続けることが大切であり、食生活と運動を改善することがポイントになります。寝酒をしたり喫煙をすることは睡眠時無呼吸症候群の原因にもなりますので、良い睡眠をするためには、お酒の飲み過ぎや喫煙は控えることが大切です。

また、就寝前のカフェインの摂取は眠りを妨げる原因になりますので、就寝の3時間前には、コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれている飲料は飲まないようにします。 厚生労働省は、日本では若年世代の夜更かしによる睡眠不足が深刻化していると報告しています。若い人は眠る前にスマートフォンやパソコンを操作することが多く、液晶ディスプレイの光の刺激で覚醒が助長され、なかなか眠れなくなります。良い睡眠を取るためには、眠る前にはスマートフォンやパソコンを操作しないようにします。

十分な睡眠を

ヘルスケアは、特別なことは不要です。
日々の生活の中で何気なく行っていることに対して、その意識の持ち方を変えることでも、十分なヘルスケアとなり得ます。

中でもぜひ、見直したいのが睡眠の存在です。
寝られれば十分と言う考えの人も多いかもしれませんが、実は睡眠とヘルス、健康の間には深い関係があります。
たとえば睡眠中、人間の体内では成長ホルモンが分泌されています。
成長と聞くと、思春期にある子供にのみ重要なものと思われる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。その時期を過ぎた大人であっても、あるいは高齢の人であっても、成長ホルモンは疲労回復、細胞や筋肉の修復と言った、とても重要な役割を果たしています。

また肌の生まれ変わりであるターンオーバーも成長ホルモンによって促進されているため、美容面でもこのホルモンは重要な存在と言えます。それから睡眠中、脳はその日の出来事や記憶を整理しています。これはメンタルヘルス、心の健康に対しては非常に重要なことで、この整理が不十分だと気持ちの切り替えや記憶の呼び起こしなどがうまくいかなくなる可能性もあります。
ストレスの解消にも、これは深く関係しています。これ以外にも睡眠とヘルスの関係は様々ありますが、だからこそ、その在り方を見直すだけでも健康に対する大きな効果が期待できます。

では、どのような点に気をつけたいかと言うと、まずはしっかりと、ある程度、まとまった時間、眠ると言う点です。成長ホルモンは寝入ってから2~3時間後に分泌が始まると言われていますから、少なくともそれ以上の時間は確保する必要があります。

そしてできれば、毎日、寝入りの時間や睡眠時間を統一することも重要です。それから余裕があれば、時間だけではなく質にもこだわりを持ちたいです。
自分に合った寝具を使用して、また快適でリラックスできる環境を整えることによって、たとえ時間は短くても、睡眠に対する質を高めることができます。その結果、心身に対する充足感が高まり、ヘルスに対しても良い影響が期待できます。